2月16日に天王寺の施設様でセラバンド体操をさせて頂きました!この日の体操の時間はちょうど平昌オリンピックでフィギュアスケートの羽生選手と宇野選手の演技がちょうど始まる頃でした。参加者の皆さんは一階のフロアで体操をするために椅子に座っておられましたが、テレビ中継に気を取られている感じでしたので、20分ほど体操の時間を遅らせて二人の演技を見てから始めました。とても素晴らしい演技で、終わった後は、みんなで拍手しました。そのあと、セラバンド体操を始めると元気な方はセラバンドを二重に重ねてされていました。少しびっくりしましたが(笑)もしかして羽生選手、宇野選手の演技に触発されたのではないかと思いました。スポーツ選手の活躍は人の心を動かし元気を与えることを体感できました(^^♪休憩時間には2月16日にまつわるお出来事や健康に関するお話をさせて頂いています。俳優の高倉健さんの誕生日です!と言うと、みなさん高倉健さんの映画や思い出についてお話してくださいました。プロフィールをお話しようと思ったのですが、すでに知っておられ反対にいろいろなことを教えて頂きました。さすが!昭和の大俳優だとおもいました(^^
そして、脳梗塞についてお話させていただきました。
脳梗塞または脳軟化症とは、脳に栄養を送る動脈がつまり、または狭くなったため血液が止まったり血液が送られる速度がおそくなり、脳の細胞組織に酸素や栄養が不足するため細胞が死に近い状態になる事です。また、それによる諸症状も脳梗塞と呼ばれる事がある。なかでも、代表的な症状は片麻痺、意識障害、失語症などが現れます。脳への血行障害がおこる場所によって症状が異なります。前回にお話させて頂いたヒートショック現象などで突然に発症したものは、他の原因によるものも含め、一般的には脳卒中と呼ばれるそうです。それに対して、時間の経過に伴い脳血管性の認知症の症状も出てくることもあります。
日本では脳梗塞の方が約150万人と言われ毎年約50万人が新たになり、日本人の死亡原因の中で脳梗塞は4番目になります。ちなみに1番目は「悪性新生物」(ガン)で2番目が「心疾患」(心筋梗塞など)3番目が「肺炎」(後期高齢者で寝たきりの方に多いです)5番目「老衰」(みなさんがよく冗談でこれでぽっくり行きたいと言われている寿命で!というものです)となっています。これを見てわかるように脳梗塞は日本人に多い疾患であることがわかります。そして、後遺症が残り生活介助(介護)が必要となるケースが多いです。寝たきりの原因の約3分の1は脳梗塞であり、脳梗塞の方の治療費は日本の年間医療費の10分の1に値すると言われています。医療、介護の現場において脳梗塞の方をどのように治療、リハビリをするかということは大きな課題でもあります。